ここでは、農業の説明をします。

〜 お米 〜
我が家の米は水で作るをもっとうに       
 山形県の最上郡に位置する最上町における米づくりは、十年に一度の割合で冷害に見舞われます。偏東風のやませといわれる冷たい東風と気温におそわれる地域にあり、その中にあっていかに安全、安定して米づくりをするかに主願をおいて稲作と向き合っております。
 宮城県境の地にあり奥羽山脈からの清らかな水資源によって拓かれた水田は自然豊かな土地にあります。有機栽培が各地でさけばれていますが、私の農場は基本的に適正適度の農薬を使用、肥料の施肥に心がけて水の利用により農薬等の無毒化を計って、安全、安心の米づくりを目的としております。
 その特長として、夏でも水温15度前後の清らかで飲める水を利用し、岩魚の養殖等を手がけております。先に述べたやませを少しでも緩和し安定生産に結びつける。それが最大限の水の力を利用するこの一点に、すべてをかけて米づくりを行っているのです。収穫後の稲ワラを全量秋起しと共に腐植酸の入った土壌改良材と共にすき込み水を張り雪の下で春の雪解けを待ち乾かない水田をもう一度耕起し、代かきをし、畦シートを張り深水管理等が出来るよう減水深の少ない水田を作ります。田植え後は、早朝に水を入れ日中止水、水温を上げ土中の微生物や水生生物の活動を活発にします。幼穂形成期から減数分裂期は、冷夏に備えて中干しはせず深水にします。この水管理により、除草剤は一回ですみ全量スキ込まれた稲ワラは、土中の温度が上がり活発な微生物の働きにより、分解され除草剤等の農薬も水中、土中の微生物により無毒化されていきます。私共の岩魚もこの清らかな水に恵まれ、健康でおいしい魚に育ってくれております。水の力が稲を守り、土を耕し土を肥やす水の力を最大限引き出しお米を作る。それが私の農場のやり方です。

塩水洗
 塩水洗とは、種籾を決められた濃度の食塩水につけ浮いてくる種籾を取り除く作業です。その食塩水の濃度は、品種によって違いますが、私の家ではだいたい10リットルに対し2kgの食塩水を加えます。なぜこのような作業を行うかというと、昨年収穫した種籾の中に種として未熟な種が入っています。未熟な種は成熟な種より軽いので、ある一定の濃度の食塩水につけてやると浮きその浮いた種籾と取り除くというわけです。取り除かないでそのまま蒔いてしまうと、健康な苗が出来ないため、田植えの時植わらない部分が出たり、予定していたより芽が出なくて苗が足りなくなったり、そうならない様に、たくさん種を蒔くと、蒔いた分だけ苗箱が多く必要だし置く場所も必要となるため、時間とお金が必要となり大変効率が悪くなります。そうならないために、確実に芽の出るいい種籾だけを使って種を蒔きます。そうすると蒔いた種は確実に芽を出すので必要な分だけ計算して苗を準備することが出来るというわけです。
種籾の休眠打破
 塩水洗の作業を終えたばかりの種籾を蒔いても芽は出てきません。その訳は、種籾が休眠しているためです。休眠とは、種などが生命活動を停止して眠っている状態のことをいいます。普段種籾は、昨年の秋収穫した種籾を一冬越えて春になったら種を蒔きますが、冬の間に芽が出てしまったりしたら困るので、種籾を乾燥させ眠らせて冬を越します。そしてその眠っている種籾を起こすためには、ある一定の時間水の中に付けるという作業を行います。
芽だし
 眠りから覚めた種籾を今度は崔が機(芽を出す機械)に入れます。この機械は温かい水を循環させて芽が種籾からちょっとだけ芽が出る状態にします。この機械に入れるのは芽が自然に出るよりも早く種籾全体の芽のでかたもそろえます。
 
種まき
 芽だしをおえた種籾を今度は、土を入れた育苗箱に水をかけ、種籾をまき、土をかぶせます。
  
育苗機
 育苗箱の中に種を蒔いた次の作業は、育苗機の中に入れます。育苗機とは蒔いた種が土の中からほんのりと芽が出てくるのを助ける機械のことです。この機械を使うと、きれいに芽の出がそろい自然に出るよりも時間が短縮され、仕事がはかどります。
 
育苗ハウス
 芽の出たら今度はその育苗箱をハウスの中に入れ、田植えの時までその中で苗を育てます。稲の原産地は、日本よりもっと南の赤道に近い地域であります。そこから長い年月を掛け、日本に伝わり、更に、この土地に合うように改良され今に至るということです。もともと、南国の植物であるため日本の春先の気候は稲にとってはまだ寒いので、温かいハウスの中で、田んぼに植えられるその日まで、大切に育てられます。
  
田植え
 苗を田んぼの中に植えていきます。一株3本ほどが目安です。多すぎると成長がお互いに阻害され、少ないと収量の絶対数が下がってしまいます。
  
草刈り
 田んぼのあぜ道の草を刈り取ります。刈り取らないと稲に光や風が当らなく成り病気になったり生育不良になる他、カメムシなどの害虫の巣となってしまいます。
水管理
 この管理が稲作の中で最も大きな大事な仕事です。米を作ったことがある人は経験があると思いますが、結構手間の掛かる作業です。常に田んぼの中に水があると思っている人もいるかもしれませんが、そうではありません。稲の生育によって水の量をコントロールしないといけません。田植え後の生育初期の段階では、水をやや多めに張ります。稲を寒さなどから守り、生育を助けます。活着後は、やや水位を下げ6月〜7月上旬を経過します。そして、7月上旬中干しを行います。田んぼの水を落とし、干します。そうすることにより、土に酸素が供給されると同時に土に蓄積していた養分が活発に吸収され、いよいよ稲も栄養成長から生殖成長へと変化していきます。やがて穂が形成され始めます。中でも、花粉が形成される出穂(穂が出る時期)25日前から15日前くらいの間は、手稲が低温を直接あたらないように、深水管理などをして稲を寒さから守ります。出穂したのちは、無くなっては水を入れ無くなっては水をいれと間断潅水を行い、やがて収穫に合わせて水を落とします。
  
防除
 病気、害虫に米が犯されないよう予防、初期防除が大切です。農薬は極力使いたくないです。害虫に代表されるのが、青虫、カメムシなどです。稲の病気に代表されるのが、いもち病です。
  
稲刈り
 稲を収穫します。
  
乾燥,脱穀,玄米
 収穫した米は乾燥させます。水分量が16%以下になるようにします。高いと品質に問題が生じ、保存が出来なかったり(水分が高いとカビなどが出たりする)重量にもばらつきが出たりします。乾燥させその後、脱穀し玄米となり出荷します。
 
〜 いちご 〜
ここでは、いちごについて説明をします。いちごの成長に合わせて随時、更新していきます。

いちご
 いちごはバラ科に属する植物で日本ではおそらく食べたことがない人はいないのではないかと思うほどに、好まれ食されてきた果菜類です。しかし、食べられているいちごの品種のほとんどが日本の品種ではなく、原種の多くはアメリカ系であり、ヨーロッパ系は少ないのが現状です。 
日本においてのいちごの旬は春にあたります。それはいちごという植物が短日を好み、適度の低温を好むからです。そんな中、生産者達の努力により、その収穫時期は徐々に延びていて、安定して供給されてきています。
いちごの苗の定植
 苗は私が研修に行っていた栃木県の先生が育てた苗です。定植前に培地は湿らせておき、定植後は直ちに水をかけます。
 
定植三日後
 そろそろ根が活着してきました。
 
マルチ張り
 マルチの役目は培地の水分の蒸発を防ぐ事と果実の汚れを防ぐ事です。白色のマルチを張ることにより、周りの気温の上昇を抑える役目などがあります。
いちごの花
 やがて結実すると実がなります。いちごの花芽を見ることで2週から3週間前の苗の栄養状態が確認することが出来ます。花びらの枚数が多く、重なっていれば栄養状態が良く。逆に枚数が少なく花びらが重なっていなければ栄養状態が不十分であった可能性又は、環境などが多少良くなかった事が伺えます。定植直後などは、花芽が苗の負担になることがあり、花芽をはずすこともあります。
 
収穫

 
箱詰め 出荷